こんにちは、木崎 誠です。
以下書籍について、書評を記録いたします。
私たちの生活は意思決定の連続です。
朝起きたら何をするか、歩いているとき信号で止まったとき何を考え何をするか、といった小さな意思決定がたくさんあります。
そしてその意思決定によって、その後の生活がどのようになるか、だんだんと定まっていきます。
今の自分は過去の自分の選択が積み重なった結果です。
同様に、これからの選択が未来の自分を作っていきます。
そのように重要な意思決定を少しずつでも良いものにしていくことは、未来の自分をより良いものにすることと言えます。
本書はその題名通り、「すぐれた意思決定」をする際の助けになります。
個人的ベストフレーズ
人間の陥りやすい誤りをどれだけ意識的に避けて、意思決定を行ったかが、「すぐれた意思決定」の判断基準となるべきであろう。
出典:印南 一路『すぐれた意思決定―判断と選択の心理学』(Amazonへ)
人間は毎日多くの意思決定をしていますが、そのほとんどは直観的・本能的に行われます。
なぜその意思決定をしたのか、理由を考えることもありません。
そういった無意識的な部分では、人間特有の思い込みや認識のずれによってすぐれた意思決定が行えていない可能性があります。
本書からの学び
本書で得た学びと、そう思った根拠を3つ挙げます。
学び
- 意思決定とは、判断と選択を合わせたものである。
- すぐれた意思決定とは、判断と選択における規範性を維持しながら、あいまいな情報や直観を用いざるを得ない状況で、どうしたらバイアスを回避できているか、が判断基準となる。
学びを活かすための行動
本書から得た学びを活かすための行動方針と、具体的内容を挙げます。
行動方針
- 規範的な意思決定の手法を実践する。あくまで理想論なのでできる限りの範囲で行う。
- 目的と期限を明確にして意思決定を行う。
- バイアスを少しずつ認識し、「どういう状況でどういうことに気をつける」の引き出しを増やしていく。
まとめ
学びと行動のまとめ
- すぐれた意思決定とは、エラーを極力減らし理想的なプロセスに近づけるものである。
- ゴール・目的を定義して、エラーを回避する思考習慣を身につけることでよりすぐれた意思決定を行う。
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