せわしない毎日を送っていると、趣味の時間が取れないと悩むことがありませんか?
私はしょっちゅうあります。
趣味なのに、あまりできてない…。
こんなありさまでは、本当に趣味と言えるのかな…。
少なくとも、人に趣味と言えるほど取り組めていないな…。
そんな、考えなくてもいいようなことを考えて、気持ちが落ち込んでしまうこともあります。
なにせ、趣味だと思っていることがたくさんあるので。
しかし冷静な頭で考えてみると、そんなに趣味があるのか、そもそもやらないといけないものなのか?と疑問がわいてきました。
そこで今回は、趣味と言えるもの、言えないものについて、自分なりの線引きをしてみます。
趣味とは継続して取り組んでいる、具体的な行動イメージがある、自分が楽しんでいるもの
見出し通りの結論です。
まずはWikipediaより趣味の定義を引用いたします。
趣味(しゅみ)は、以下の3つの意味を持つ。
Wikipedia
1.人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。
2.物の持つ味わい・おもむきを指し、それを観賞しうる能力をもさす。
3.人間が熱中している、または詳しいカテゴリーのこと。
自由時間に、好んで、繰り返し行う、熱中できるもの、といったところですね。
だいだいはこの定義通りのイメージなのですが、少しばかり私なりの解釈を加えます。
繰り返しおこなう行為、という部分を詳しく表現します。
まずもって、行為とは、なにかをしようとする意志をもって行われるものです。
なにかをする、とは、具体的な行動が決まっているはずです。
例えば、絵が趣味の人がいたとします。
趣味の絵を描こう、と一言で言っても、実際に行動するときは、以下のような考えが頭の中にあるはずです。
- 前から描きたかったファンアートを描いてみよう
- この前学んだ技法を試すために、少し出かけてスケッチしてみよう
- 新しい色を使いたいから絵の具を買いに行こう
対して、趣味なのに…と悩んでいるときは、具体的な行動が出てこないことが多いです。
なんとなく、絵が描きたいな…描けたらいいな…という状態。
ここが、趣味であるかどうかの線引きになると思っています。
具体的なイメージがないものは興味があること
趣味だ、と言いながらも、実は趣味にしたいだけという場合もあります。
私にもそういうものがたくさんあります。
SNSなどで素敵な趣味活動をしている人を見て、自分もこんな趣味があったらいいな、とあこがれている時。
この憧れが長続きすると、自分も趣味にしてみたい、という気持ちが強まってきます。
もはや趣味だ、と言えるくらいの気持ちです。
でも、先ほどの絵でいえば、絵が描けたらいいなと思いながらも、何を描けばいいんだろう、と止まってしまうことがあります。
これは、趣味ではなく、やってみたいなと興味があることです。
取り組めていなくても、自分が気になっている趣味のはずなのに、と気に病むことはありません。
具体的なイメージがあるけれど行動できていないのはやりたいこと
では、さらに興味が強くなって、具体的なイメージができた場合を考えます。
風景を描きたい、かわいい動物を描きたい。
具体的ですね。
しかしまだ行動していない。
これは、趣味の手前。
具体性を持った興味があること。すなわち、やりたいことです。
具体的なイメージが実現できた時、またやりたいと思うかどうかが趣味の線引き
やりたいことができたときは、きっと楽しいですね。
達成できたら、とてもうれしいはずです。
ここまでやると、自分の趣味はこれだ!と思うかもしれません。
しかしもう一歩待ちます。
今は、やりたいこと、という単発の目的が達成された状態です。
ここから、またやりたい、今度はこんなことをしたい、と具体的なイメージが続き、再び行動を起こせたとき。
それが趣味の始まりだと考えます。
その行動が、どんなに間が空いても繰り返されているなら、立派な趣味です。
たとえ自分より上手な人がいても、自分よりたくさん取り組んでいる人がいても、それはあなたの趣味です。
趣味への昇格は段階的に進めていく
趣味、という言葉から、楽しまなきゃ!と自分を追い込んでしまうことがあります。
仕事ではないので、やらなくてはいけない趣味なんてありません。
自分の気持ちと、イメージの状態を見て、それに見合った活動をすると、気楽な気持ちで楽しめるかもしれません。
やってみて楽しかったからこれは趣味だ!と決めつけず、1回やって満足だったんだな、という選択肢を残しておく。
趣味であるはずなのに、という考えは楽しい気持ちを抑え込んでしまいます。
自分のペースで、楽しんでいきましょう。
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