周りに流されず自分の価値観で選択する——書評「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」 第1の習慣 主体的である

書評

こんにちは、木崎 誠です。

以下書籍について、書評を記録いたします。

  • 著者:スティーブン・R.コヴィー
  • 翻訳:フランクリン・コヴィー・ジャパン
  • 出版社:キングベアー出版
  • 発売日 : 2013/8/30
  • 装丁:単行本(560ページ)
  • ISBN-10:9784863940246
  • ISBN-13:978-4863940246

完訳 7つの習慣 人格主義の回復(Amazonへ)

自己啓発書の中でも有名な7つの習慣。
私も大きく影響を受けており、一つ一つ身に着けようと取り組んでおります。

ほかの自己啓発書を読んでも「これは7つの習慣でいうあの考えだな」と感じる場面があるほど、広く、そして本質的な考えが記されている名著です。

一つの書評にはまとめきれないため、7つの習慣を一つずつ書いていきたいと思います。

読んだその時の自分の状況によって違う気付きを与えてくれる本書は、座右の書として手元に置いておきたい一冊です。

個人的ベストフレーズ

刺激と反応の間には選択の自由がある

出典:スティーブン・R.コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(Amazonへ)

習慣による行動はなぜ起きるのか。

それは無意識で欲しているなにかしらの報酬を得るためです。
何度も繰り返された行動によって無意識に近い状態になっていますが、もともとはなにかの報酬を得るために始まっています。

行動は何を求めて行われているのか。
そこに注目することで、悪い習慣を良い習慣に置き換えることすら可能です。

本書からの学び

本書で得た学びと、そう思った根拠を3つ挙げます。

学び
  • 主体性を発揮しないと、周りから動かされるだけの人間になってしまう。
  • 主体性は筋肉のように鍛えて習得することができる。
  • 問題の原因が自分の外にあるという観点自体が問題である。
学びの根拠
  1. 主体性とは自発的に率先して行動すること、自分の人生の責任を引き受けることを意味する。
    外部からの影響ではなく、自分の価値観に沿って行動を起こさなければ、自分のコントロール権を他人に任せている状態といえる。
  2. 主体性を鍛えるのに重大な決断をする必要はない。
    「何かを約束して、それを誠実に守る」など、
    ささいなことでも自分で決めてそれを実行することで鍛えられる。
  3. 外部にネガティブな要因があったとしても、それに対する反応は選ぶことができる。
    問題はネガティブな要因ではなく、それに対する反応をどうするか、という部分にある。

学びを活かすための行動

本書から得た学びを活かすための行動方針と、具体的内容を挙げます。

行動方針
  • 自身の主体性を鍛える。
  • 人間には刺激に対する反応を選択する自由があることを自覚する。
具体的な行動内容
  • 何かを約束して、それを誠実に守る。
  • 目標を立てて、それを達成するために努力する。
  • 生活で起こりそうな、ネガティブな反応をしてしまいそうな問題をイメージして、どのような反応をすれば主体的であるかを考え言葉にする。このイメージトレーニングを1日1回以上やる。
  • 抱えている問題に対して、「コントロールできるかどうか、自分と他者どちらの行動にかかわるか」を判断し、解決のためにできることを一つ決め、実行する。

まとめ

学びと行動のまとめ
  • 人間は周囲の状況に左右されることなく、自分の価値観で判断できる主体性を持っている。
  • 主体性を発揮して自分の人生の責任を引き受ける。すなわち、自分の行動で周囲の状況を変えていく。

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