こんにちは、木崎 誠です。
僕は慎重な性格で、なにをするにも計画を立てて臨むことが多いです。
失敗する可能性が下がる、堅実なやり方といえます。
デメリットといえば、計画する時間が必要なので行動量が減る、という点があります。
しかしそれ以上に、僕の特徴の一つである完璧主義が加わると、計画重視というスタンスは大きな弊害を生み出します。
今回は完璧主義と計画性について考察していきます。
完璧主義が立てる計画はゴールが理想が基準になる
理想的なゴールと聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。
仕事で相手先に成果物を納品するケースを例にとります。
納期は5か月。毎月20%の進捗を生み出していこう。
できれば早く進めて、後半に余裕を作りたい。
このように考えて取り組むとします。
この時、完璧主義が悪さをすると、毎月20%、もしくはそれ以上の進捗を生み出すというような目標を立て、その目標を過剰に重要視してしまいます。
これは問題がある状態です。
もし1か月の進捗が15%だったら、翌月は不足分を足して25%を目標にする。
気合でカバーする状況になりかねません。
これでは具体策のない根性論です。
そもそもとして、何か月も先の予定を完璧に計画しきることは不可能です。
体調不良、顧客の要望の変化、予測できなかった問題、台風などの災害。
様々な問題が起こりえます。
重要なのは計画を遵守し続けることではなく、仕事の納品という最終目標を達成するために、現状に即して具体的に対応していくことです。
完璧主義がひとたび現れると、一週間の進捗予定を達成できなかった、自分の予定ではもっと進んでいた、とできなかった部分に目を向けてしまいます。
現状ではなく、理想の計画を基準に自分を評価してしまうのです。
計画とは中庸のスタンスで向き合う
計画を完璧に守ることは大変困難です。
周囲からの影響で計画自体も変化する可能性もあります。
また、計画時は理想の自分を基準にしがちです。
日によって調子が上下して当たり前の人間にとって、平均したパフォーマンスを求め続けても無茶な要望といえるでしょう。
絶対に計画を守る。
その決心は大事にしながらも、週に1回ほど現状を見渡して、来週をどうするか考える時間をとるべきです。
予定ではできているはずのことができていなかったとしても仕方がありません。
過去はともかく、現状できていないことは変わりません。
何かしらの事情があった、そう考えて、現状からどうしていくかを考えます。
計画はあくまで目指す方向性、おおまかな進捗管理の基準としてとらえ、現状をベースにどうしていくかを考える。
計画を大事にしながらも、固執しすぎない、中庸のスタンスで向き合う。
すると、計画通りにできなかったと自分を責めることが少なくなります。
僕はまずは見通しの立てやすい1週間ほどの計画を立て、行動してみます。
1週間後、現状を確認し、また改めて1週間分の計画を立てます。
計画は、計画を立てる時間以外を行動に集中できるように、あらかじめ実行することを決めることです。
絶対に守らなければいけない予定ではありません。
迷って時間を無駄にすることを防ぐためのものです。
迷わずに行動に集中するために計画を立てる。
こう考えると、計画した目標はあくまで行動時のガイドラインであって、達成しなければいけないノルマではないことに気づくことができました。
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